先日、1日半の断食を行いました。
1日1食という事は時々ありましたが、
24時間以上、胃を空っぽにする事は、
今まで生きてきた中で1度も無かったように思います。
胃腸さん、12000日間も働かせ続けてすみません。
という事で断食のすすめです。
オートファジーとは、
細胞内の消化酵素が変性したタンパク質や病原細菌などを分解し、
そこから残ったアミノ酸を再吸収し、リサイクルする生体防御システムです。
(わずか二行の説明ですが、すごいですね、これ!体の神秘。。。)
この機能が低下すると、老化が早まったり、免疫力が落ちます。
(疲れやすく、体調を崩しやすい体)
断食(もしくは栄養失調)などにより細胞が飢餓状態なると、
この機能が活発になる事がわかっています。
飽食の現代日本において、栄養失調になる事は稀です。
過食、栄養の偏り、化学物質・環境汚染物質による細胞の変異(腫瘍、がん化)の方が、
多くの不健康な状態を作り出しています。
オートファジーにより、余分なものを分解させることは生体機能の向上に繋がります。
オートファジーが活発になるには、空腹な状態が約24時間必要なようです。
肝臓から始まり、全身でオートファジーが活発になるには3日間かかると言われています。
ですので、24時間以上の断食がおすすめなのです。
(諸説あり。オートファジーはまだ謎が多く、まだ3割ほどしか解明されていないという研究者もいます)
空っぽの時間をつくる事で、胃腸が休まります。
また、腸内の老廃物も排泄されやすくなるようです。
私の場合、宿便まではいきませんが、
やや黒っぽい便(おそらく腸内に長く留まっていた老廃物)が排泄されました。
胃が空っぽの状態は何とも体が軽い。
食べすぎや胃腸の疲労、膨満による体への影響を実感できます。
また、省エネモードになるためか無駄な力が抜けます。
体が頑張って(力んで)動こうとしない感じです。
脳や精神も落ち着きます。
無駄な思考が減って、心の中も穏やかです。
脳も省エネモードになるためでしょうか。
断食明けは、味覚が上がり食事がすごくおいしく感じます。
『空腹がいちばんの調味料』というのは本当ですね。
いつもは当たり前の食事がありがたく感じます。
短い睡眠時間でもスッキリ目覚めました。
消化に費やされるエネルギーが無いからでしょうか。
睡眠の質が上がります。
良かったです。
今後も月1回程度やっていこうと思います。
私の場合、休みの日を断食する日に決めて、
その前後数日を1日1食という感じで行いました。
断食中にクロレラやマコモで少し栄養補給しました。
スムージーやフルーツジュースなどを飲んでもいいと思います。
断食当日の夜に飢餓感が感じられ、少し辛くなりました。
その時にインドやフィリピンの孤児たちの事を思い出しました。
私は旅行でインドやフィリピンに何度も行きました。
現地の孤児院や障害者施設を訪れる機会があり、
今では、ほぼ毎回訪問させて頂いています。
インドの孤児院では、ドネーションしたお金で食事パーティーを開くことができます。
そこは50人程の孤児がいます。
1人1人に食事を配っていくのですが、何人かの子(ほぼ男子w)は
配られたものを後ろに隠して「無いからちょうだい」とねだってきます。
その位、おいしいものに飢えているのでしょう。
断食の場合は辛ければいつでもやめて、すぐに食事を摂れる安心感があります。
それに対して、いつ満足に食べられるかわからない状態は非常につらいことだと思います。
孤児なら尚の事。
彼らの生活が少しでも良くなることを願います。
支援したい方はぜひご協力をお願い致します。
インドですと、子供の食事なら100円で2~3食分になります。
信頼できる孤児院・慈善団体に寄付します。
また、施術代の一部・グッズの代金も寄付に充てます。
余談が長い(笑)