2022年8月1日
タイトル ガンディー 平和を紡ぐ人
著者 竹中千春
発行 岩波書店
立教大学法学部政治学科教授、政治学者。
専攻は国際政治、南アジア政治、ジェンダー研究。
“ガンジー自伝”や”獄中からの手紙”と合わせて読みたい一冊。
ガンディーの生涯と時代背景を綴った伝記。
ガンディーの評論や批評等の、いわゆるガンディー論ではなく、
純粋な伝記として読む事ができます。
国際政治史を専攻している著者だけあって、
ガンディー がサッティヤーグラハ(真実の把持)の思想に至り、
頑として非暴力を訴え続けて活動する事になった、
インドを取り巻く世界情勢も上手に解説してくれています。
200ページ程ですが、ガンディー がどのような境遇で生き
人生を歩んだかをしっかり読み取る事ができる良書です。
また、意外にも写真が豊富に載っていて、
時々ガンディーの表情や姿を拝みながら読めるのも素晴らしい。