タイトル コロナと5G 世界を壊す新型ウイルスと次世代通信
著者 船瀬俊介
発行 共栄書房
環境・健康・住宅問題等を取材、執筆するジャーナリスト。
テレビや新聞では扱われにくい問題に焦点を当て、深く切り込む。
著書には、大手メディアが取り上げるのに二の足を踏むようなディープな題材が多い。
著者は海外の報道や公式のデータを調べて、
コロナウイルスと5G通信についての真実を伝えようとしています。
日本のメディアでは流されない、
世界中を巻き込んでいる二大ムーブメントの裏側。
この本を読むと、日本の報道はかなり偏った物だなと思えてきます。
テレビのニュースや新聞を、情報・知識の主なリソースにしている方には
にわかには信じ難いであろう内容が多々記されています。
「日本の常識は世界の非常識」なんて言葉を聞いた事がありますが、
これは文化の話ではなく、報道や情報の偏りの話なのかもしれません。
もっとも、人間は断片的な情報を繋いで世界を想像するので、
認識に歪みや偏りが生じるのは当たり前で、報道や日本だけの問題ではありませんが。
「消される情報こそ真実である」という著者の言葉には、
ジャーナリストとしての信念を感じました。
◆事実を冷静に受け止められる
◆物事を柔軟に考えられる
◆行動を変えられる
など、ある程度精神的余裕がある状態で読むのがおすすめです。
やや衝撃的な内容となっていますので。
例えば、電磁波の規制値について。
日本は世界一規制がゆるい(一番厳しい都市の100万倍まで許容)。
これは法で定められた公式の数字。つまり事実。
著者はさらに、世界中の科学者の電磁波の有害性についての研究を元に、
権力者による人口削減計画の陰謀について言及しています。
こちらは事実確認ができない推察です。
しかし、著者が調べ上げた様々なデータを繋ぎ合わせると、
何か意図を感じる所もあります。
また、電磁波の有害性について日本ではまともに議論されていませんが、
がん、精神障害(発達障害含む)、不妊の急増と無関係では無さそうです。
・・・という具合に、
紛れもない事実と完全に否定できないグレーの部分が織り混ざっている書物です。
人によっては、あまり直視したくない内容かもしれません。
グレーをグレーのまま受け止められて、自分なりに考察し、
健康や生活の改善に役立てようと思った時に読むと良いと思います。
○ 知る→できる対策を講じる→健康、生活の改善
× 知る→不安、怒り、焦り→不調の増大
怖いもの見たさだけで読んでもあまり意味は無いかもしれません。
著者の意図を真摯に受け止めるためにも、
少しの覚悟と心の余裕が必要だと思いました。
ちなみに、電磁波対策について。
私は予防・注意原則に則って対策を講じています。
「安全性が確認できない物で国民の健康を危険に晒すわけにはいかない」
と、5G通信機器の使用を禁止した国もある位ですから。
施術室にもいくつかの対策を行なっておりますので、
過敏な方でも安全な環境で施術を受けられます。